高校受験、苦手教科だけ塾で勉強すれば大丈夫ですか?
高校受験、苦手教科だけ塾で勉強すれば大丈夫ですか?
中学3年生にとって、11月の定期テストは大きな節目になります。
この定期テストが終わると、いよいよ本格的な高校受験勉強が始まります。
これまで、英語や数学など、苦手な教科を中心に塾で勉強してきた生徒も多いと思います。
苦手教科を克服することは、もちろん大切です。
しかし、高校受験を迎える今だからこそ、保護者の皆さまに一度考えていただきたいことがあります。
「苦手な教科だけ塾で勉強していれば、高校受験の準備は十分なのでしょうか?」
得意教科だから、受験勉強をしなくても大丈夫?
千葉県の公立高校入試では、原則として国語・数学・英語・理科・社会の5教科の学力検査が行われます。
大切なのは、苦手教科の点数だけではなく、5教科の合計点です。
例えば、苦手な数学を頑張って10点伸ばしたとしても、得意な英語で10点落としてしまえば、合計点は変わりません。
反対に、数学で10点、英語でも10点伸ばすことができれば、合計20点の上積みになります。
苦手教科の失点を減らすことも大切ですが、得意教科を確実な得点源にすることも、同じくらい重要なのです。
そして、ここで知っていただきたいことがあります。
定期テストで点数が取れているからといって、高校入試でも同じように得点できるとは限らないということです。
定期テストと高校入試では、求められる力が違います
例えば、英語の場合
学校の定期テストでは、授業で学習した文法や教科書の内容を中心に出題されます。
どの文法がテスト範囲なのかがわかっているため、その範囲をしっかり勉強することで得点につなげられます。
一方、千葉県の公立高校入試では、リスニングに加え、初めて読む英文の内容を理解する長文読解が重要になります。
長文読解では、中学3年間で学習した単語や文法の知識を使い、英文全体の意味を読み取らなければなりません。
文法問題は解けても、長い英文になると内容が理解できない。
一文ずつなら訳せても、時間内に読み終わらない。
こうした生徒も少なくありません。
つまり、学校の英語の成績がよいことと、入試の長文読解で得点できることは、必ずしも同じではないのです。
社会の場合はどうでしょうか
定期テストでは、例えば歴史なら「江戸時代から明治時代まで」といったように、学習範囲が決まっています。
その範囲の重要な人物や出来事、用語を覚えていれば、得点できる問題も多くあります。
しかし、高校入試ではそうはいきません。
歴史では、異なる時代の出来事を年代順に並べたり、時代をまたいで政治や社会の変化を比較したりする問題が出題されます。
また、地理・歴史・公民の知識を関連づけて考える問題もあります。
一つひとつの用語を覚えているだけでは、正解にたどり着けないこともあるのです。
必要なのは、覚えた知識を整理し、それぞれのつながりを理解して、問題の中で使えるようにすることです。
過去問を繰り返し解けば大丈夫?
では、入試の過去問をたくさん解けばよいのでしょうか。
もちろん、過去問演習は大切です。
しかし、過去問を解いて丸付けをするだけでは、十分な受験対策とはいえません。
例えば、英語の長文が読めなかった原因が単語不足なのか、文法の理解不足なのか、読む速さなのかによって、必要な勉強は違います。
社会でも、歴史の年代が整理できていないのか、出来事の因果関係が理解できていないのかによって、復習すべき内容は変わります。
大切なのは、問題を通して自分の弱点を見つけ、必要な単元に戻って学び直すことです。
そして、もう一度問題に取り組み、自分の力で解けるようにすることです。
過去問を解くことが受験勉強のすべてではありません。過去問で見つかった課題を、一つひとつ克服していくことが大切なのです。
塾で受講していない教科は、いつ勉強しますか?
ここで、もう一つ考えていただきたいことがあります。
例えば、塾では英語と数学の2教科を受講しているとします。
では、国語・理科・社会の3教科は、いつ、どこで受験勉強をするのでしょうか。
当然ですが、受講していない教科についても、入試までに中学3年間の内容を復習し、入試問題を解く練習をしなければなりません。
その学習を自宅で進めるのであれば、塾のない日に、自分で勉強する時間を確保する必要があります。
では、少し振り返ってみてください。
お子さまは今、塾のない日に、自宅の机に向かって何時間くらい勉強しているでしょうか。
学校の宿題だけで終わっていないでしょうか。
スマートフォンを見たり、ゲームをしたりしているうちに、一日が終わっていないでしょうか。
もちろん、自宅でも計画的に勉強できる生徒はいます。
しかし、そもそも自宅ではなかなか勉強できない、勉強の習慣が身につかないという理由で、塾に通い始めたご家庭もあるのではないでしょうか。
そうであれば、受験が近づいたからといって、突然、自宅で何時間も勉強できるようになるとは限りません。
塾で受講しない教科を、自宅で本当に勉強できるのか。
受験勉強が本格化する今こそ、考えていただきたいことです。
お子さまは「受験勉強のやり方」を知っていますか?
さらに大切なことがあります。
仮に、自宅で勉強する時間を確保できたとしても、その時間に何を勉強するのでしょうか。
受験勉強は、ただ問題集を最初から順番に解けばよいというものではありません。
中学3年間の学習内容の中から、自分の苦手な単元を見つけ、必要な復習を行い、入試問題に対応できる力を身につけていく必要があります。
例えば理科なら、どの分野から復習するのか。
社会なら、地理・歴史・公民をどのような順番で進めるのか。
一度解いて間違えた問題は、いつ、どのように復習するのか。
お子さまは、こうしたことを自分で考え、計画的に受験勉強を進められるでしょうか。
「勉強しなさい」と声をかけるだけでは、何をすればよいかわからない生徒もいます。
勉強する意欲があっても、何から手をつければよいかわからず、時間だけが過ぎてしまうこともあります。
受験勉強では、勉強時間を確保することと同じくらい、何をどのように勉強するかが重要なのです。
プリモでは、模試の結果を分析して個別の受験カリキュラムを組みます
プリモ個別指導塾では、11月の定期テストが終わったら、中学3年生の指導を本格的な高校受験対策へと切り替えます。
受験指導では、まずこれまでに受験してもらった模擬試験の結果を分析し、一人ひとりの学習課題を明確にします。
単に教科ごとの点数を見るのではなく、どの分野で得点できているのか、どの分野で失点しているのかを確認します。
同じ数学が苦手な生徒でも、計算に課題がある生徒と、関数や図形の応用問題に課題がある生徒では、必要な学習内容が違います。
英語でも、単語や文法の知識が不足している生徒と、知識はあっても長文読解に時間がかかる生徒では、取り組むべき課題が異なります。
こうした分析をもとに、生徒一人ひとりに必要な学習内容を選び、5教科の個別カリキュラムを組んで指導していきます。
使用するのは、千葉県公立高校入試と同系統の問題を扱った受験対策教材です。
苦手な分野では必要に応じて基礎に戻り、得意な分野では入試レベルの問題演習を重ねることで、5教科の合計点を伸ばすことを目指します。
もちろん、教材を解き進めるだけではありません。
間違えた問題については、その原因を確認し、必要な復習を行い、もう一度自分の力で解けるようにしていきます。
プリモが大切にしているのは、講師が答えや解き方を教え続けることではなく、生徒自身が考え、問題を解決する力を身につけることです。
受験指導でも、この「考える個別指導」を基本に、一人ひとりの学力に合わせた学習を進めていきます。
入試までの時間を、どう使うか
高校入試までの残された時間は、すべての受験生に平等です。
その時間を、苦手教科だけに使うのか。
それとも、得意教科も含めた5教科の合計点を伸ばすために使うのか。
そして、塾で受講していない教科を自宅で勉強するのであれば、そのための時間と学習計画を確保できているのか。
ぜひ、一度考えてみてください。
プリモが5教科の受験指導をおすすめするのは、単に勉強する教科数を増やすためではありません。
模試の結果から一人ひとりの課題を見極め、必要な学習を計画的に進めることで、5教科の合計点を最大限伸ばしていくためです。
11月の定期テストが終わったら、いよいよ高校入試に向けた学習が本格的に始まります。
志望校合格に向けて、残された一日一日を大切にしながら、一緒に取り組んでいきましょう。
この記事を書いた人
石垣 友規人
プリモ個別指導塾 塾長
千葉県佐倉市生まれ。これまで1,000名以上の生徒を指導。心理学やコーチングの考え方を取り入れ、生徒が自分で考え、自分で問題を解けるようになる指導を大切にしている。2018年にプリモ個別指導塾を開校。「授業を受けるだけで終わらせない」学習環境づくりに取り組んでいる。JDAP認定チャイルドコーチングアドバイザー資格保持。



