ごあいさつ
(自分で自分のことを「ともちゃん」と名乗るのはちょっと恥ずかしいですが…生徒のみなさんからは「ともちゃん」「ともこ先生」と呼ばれているのでお許しください。)
これまでは限られた曜日しかプリモに来ておりませんでしたが、この4月からは毎日生徒のみなさんと一緒に過ごしております。
石垣塾長のようにオヤジギャグは得意ではありませんが(笑)、みなさんと色々なことをお話しできたらいいなと思っています。
ホームページ内のメッセージのページにも書いてあるように、私は中学2年生のはじめくらいまで学校の成績が真ん中より下でした。
中学1年生の途中で父親の仕事の都合で転校した際に体調を崩し入院してしまったため、体調が回復して学校に通い始めても転校前と教科書が違っていて習っていないことばかりで授業についていけず、一気に勉強が苦手になってしまいました。
中学2年生になり、新しいクラスで勉強が得意な2人の仲の良い友達ができました。
ひとりは生徒会の副会長&バスケ部で活躍している学校の中心的人物な子、もうひとりは同じ部活(吹奏楽部)で楽器が上手くて1年生のころから学級委員に選ばれている子です。
そんな2人からテストの点数を競争しようと言われ、「今までのような点数では2人に恥ずかしくて教えられない…でもせっかくできた友達に勉強出来ないって思われたくない…」と、勉強せざるを得ない状況になりました。
でも勉強の仕方がわからなかったので、ひたすらその2人の勉強の仕方の真似をして少しはテストの点数が上がっていきましたが、もちろん友達には追いつけずに1学期が終わりました。
そんな頃のある日の英語の授業で、先生に指名されて英作文を黒板に書いたらたまたま正解で先生に褒められたという出来事がありました。
それまで勉強で褒められたことがなかったので(しかもクラス全員の前で!)、とても嬉しかったのを今でも覚えています。
これをきっかけにその英語の先生のファンになり(女の先生でしたが)、「もっと先生に褒められたい!」「友達のテストの点数を追い越したい!」と心から思うようになり、まずは褒められた英語を毎日勉強するようになりました。
その数か月後、確か2学期くらいでしたが英語で100点を取ったのです!
(今なら個人情報の観点から問題になりそうですが、当時はテストを返却するとき「このクラスのトップは○○(名前)で~点でした」と各教科の先生が思いっきり発表していました)
もちろん周りはそれまで目立たなかった私の結果に驚いていました。
(心の中ではもちろんガッツポーズ!)
すると「次も英語で100点取りたい」「他の科目でもいい点数を取りたい!」と思うようになり、英語につられて他の教科も勉強するようになりました。
2人の友達と英語以外のテストの点でいい勝負が出来るようになると、いつの間にか勉強が苦手ではなくなっていました。
そして、自分を褒めてくれた英語の先生のようになりたくて英語の先生を目指すようになりました。
(今の髪形もその頃の先生のマネだったりします、笑)
今振り返ると、あの時に先生から褒められて「あれ?自分ってすごいかも?」といい意味で勘違いしたのが良かったと思っています。
また、自分にとって勉強は「憧れ」が大きなモチベーションになっていました。
消極的で目立たなくて、何に対しても自信を持てない自分にとって、勉強が得意な友達はキラキラ輝いて見え、うらやましいと憧れていたからです。
つまり私は、「勉強ができる友達のようになれば、自分も周りから注目されるのかも?」「勉強が得意になってモテるようになりたい!」という理由で勉強していたのです。
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今、「モテるようになりたい」なんて書いている自分が恥ずかしいです・・・
でも「生徒のみなさんの参考になればいいや!」と開き直ってあえて書いてしまいました。
「そんなことが勉強をする理由かよ!」とツッコミを入れられそうですが、当時の私にとって「将来役に立つから勉強する」よりも「勉強すると周りからすごいと思われてモテそう」のほうが長続きする理由でした。
残念ながら男子にはモテませんでしたが(笑)、勉強を通じて多少は自分に自信が持てるようになり前向きにもなれました。
勉強が苦手だと「どうせ自分は頑張っても無理だ…」と思いがちですが、「勉強が得意になると○○といういいことがある!」というイメージしやすい身近な目標を立ててみてくださいね。
昔の私のように、「勉強が得意になってモテるようになりたい!」はおすすめの目標です!
周りから「すご~い!」と言われてモテモテな自分を想像すると、「勉強も悪くないかも?」と思えてくるかもしれません。
勉強でたくさん挫折したり失敗したりしてきた私ですが、苦手を克服した私の経験がプリモの皆さんのお役に立てれば嬉しいです。
すみません、長々と語ってしまいました(話が長いとよく言われます・・・)。
これからもブログに登場しますので、どうぞよろしくお願いいたします。
2019年04月10日 15:32