やる気がなくても苦手な勉強を克服できる方法
新松戸のプリモ個別指導塾 塾長の石垣です。
勉強で成果を出すためには「やる気アップ」がとても重要。〇〇塾さんはそのスイッチがどこにあるのか知っているようですが…。
やる気が上がる→自発的に勉強する→成績が上がる
この考えは、精神を鍛練すればできるようになる=「気合いを入れれば何とかなる」的発想です。
確かにその通りだし、私もそれがベストだと思っています。でも、
「うちの子はいつになったら、勉強にやる気を持ってくれるの?」
と嘆くお母さん!私もすでに20年近く塾教師の仕事に携わっていますが、そのお子さんの学習に関するやる気を上げ、そこから成績が伸びてくるという上記のような流れで成績を上げられたのは、とても少ないのが現状です。
ではどうやって成績を上げていくのか?
その方法をご紹介します。
やる気より、行動を変えさせる
まず知っておいていただきたいことがあります。それは私が指導させていただいたお子さんの中で成績上位者は勉強に対して前向きでやる気があるのかというと答えはNoです。成績が上位のお子さんも勉強はキライなのです。
勉強のできる子はどうやってきらいな勉強を克服したのでしょう?
勉強のできる子とできない子の違いは「行動」です。
私は、のべ1000人以上のお子さんを指導させていただきましたが、できる子に共通する行動、できない子に共通する行動というのがあることがわかります。
●できる子の行動パターンの特徴
忘れ物をしない 授業に遅刻しない/休まない 面倒くさがらない ノートは科目ごとに持っている 大人と会話ができる
●できない子の行動パターンの特徴
忘れ物が多い 遅刻が多い/休みが多い 面倒くさがり ノートは全科目同じ1冊のノート 自分の思っている事しか言わない
例としていくつかあげてみました。まるで小学生の頃に言われていた事を思い出すような内容ですよね。
実はできる子・できない子の行動パターンの違いは、勉強のやり方や時間というよりも、普段の行動の部分で違うのです。
行動を変えれば結果も変わる、気持ちも変わる
行動は結果と密接に関わっています。例えばスポーツ。試合間近なのに、ひたすら筋トレばかりやっていても勝つことは無理ですよね。
試合が近ければ、本番さながらの練習をメニューに組み込んだり、他校との練習試合を組んで行うのが当たり前です。
その時にあった適切な練習という行動が結果をもたらすのです。
この考えは全てに通じていて、勉強のできる子と同じ行動を取れば自然と良い結果が生まれてくるのです。
もしも普段している行動が先に挙げた勉強のできない子の行動に1つでも当てはまっているとすれば、そこを治すことで良い結果が得られるのです。
例えば、今まで全科目同じノートにとっていたお子さんはラッキー!科目分ノートを買い揃え、きちんと使い始めれば良い結果が出てくるのです。
結果は行動に支配されています。結果を変えたいなら「気持ち」ではありません。行動を変えるのです。
しかも上記の行動パターンを見れば、勉強をどうやるとか、勉強時間を増やすとかではなく、
遅刻しないように少し早く家を出るとか、
面倒くさがらずなんでも丁寧にやってみるとか、
これならお子さんもできそうではありませんか?
良い結果が出ていないのなら、今までの行動を繰り返しても、いくら勉強時間を伸ばしても、結果は変わりません。
なぜなら、結果を出すために間違った行動をしているからです。
行動は気持ちを支配する
また行動は気持ちとも密接に関わっています。
楽しいのに泣く。
悲しいのに笑う人。
はいないのです。これは当たり前ですが、一方で行動が感情を支配したりもするのです。
楽しくないのに、ずっと声を出して笑っていると何故か楽しい気持ちになった経験はありませんか?
行動パターンを変えることで感情も変化してくるのです。
行動パターンを変える事であなたの勉強に対する苦手意識も変化してくるかもしれません。
ですからやる気が出ないからとあきらめないで小さな事から行動を変えていくことが勉強苦手克服の近道です。