2学期は難しい!? 次学期に向けた準備をしよう!
前半の3週間が終わりましたが、どの学年も前半は復習中心でした。
後半の2週間は復習に加えて、2学期に向けての予習も進めていきます。
小学生も中学生も、実は2学期が大切なのです!
なぜならどの学年も「カギ」となる単元がたくさん控えているからです。
小学校は算数で例を挙げると・・・
小4はわり算(2けた÷2けた、3けた÷2けた)、がい数(およその数)、分数(真分数、仮分数、帯分数)
→2けた以上の数でわるわり算は、これまで学習したかけ算とひき算をスムーズに解けるかで決まります!
小5は倍数と約数、分母が異なる分数のたし算とひき算、面積の求め方(三角形など)、速さの表し方(道のり・速さ・時間の関係)
→倍数と約数はそのあと出てくる分数のたし算・ひき算でたくさん使います。小5の2学期・3学期の単元を理解できるかで中学校の数学の成績が決まるといっても過言ではありません!
小6は拡大図と縮図、円の面積、角柱・円柱の体積、比例と反比例、並べ方と組み合わせ方
→上記の単元は全て中学1年生・2年生でまた出てきますが、出てきた時に忘れないように小学生の時にしっかり身につけて使えるようにすることが大切です!
中学校は数学で例を挙げると・・・
中1は方程式の解き方、比例と反比例、平面図形
→一次方程式の利用で文章から方程式を自分で作れるかどうかがポイントです!その後の単元でも、自分で式を立てられないと答えにたどり着けないものばかりです。
中2は一次関数、図形と証明
→一次関数を苦手にする中学生は多いです。さらに図形の証明では記述ばかりなので当分計算は出てきません…ここで数学が苦手になる人は本当に多いです。
中3は二次方程式、二乗に比例する関数、相似、三平方の定理
→全てこれまで出てきた単元の応用です!
小学校の単元はどれも中学校の基礎となるものばかりです。
中学校の単元も一つ前の学年や1学期で習ったことの応用となるものが多いです。
数学を例に挙げましたが、中学校はどの学年も数学だけでなく英語も難しくなります。
(中学校は今年度から教科書が改訂されましたが、どの学年も英語の教科書がこれまでとは格段に難しくなりました…)
特に中1は要注意!
1学期は中学校の勉強に慣れるためにゆっくり授業が進むこともありましたが、2学期は授業が進むスピードが速くなり、内容も難しくなります。
・・・とここまで読んで「え~、もっと難しくなるの?!」「ついていけるか不安…」と思った人も多いかもしれません。
決して脅しているわけではないのです。2学期に「重要な単元が出てくる」ことを知っておいたうえで、良いスタートダッシュを切れるように、これから2学期の準備もしていきましょう!
以前もどこかに書いたかもしれませんが、苦手なものはそれに「出会う回数」が重要です。
苦手だからと言って1日何時間もかけて取り組むより、毎日短い時間でも取り組むほうが記憶に残りやすいからです。
毎日でなくても1日おき、2日おきに同じような問題に出会うと、脳が「またこの問題か!」「これはそんなに重要なことなのか」と受け取ってくれて、脳の「重要BOX」に保存しておいてくれるそうです。
この「重要BOX」に脳が覚えたいことを入れてくれれば、私たちはそれをパッと取り出しやすくなるので、問題を解くときに役立つというわけです。
中学生に多いのですが、1度解いた問題はもうやらないという人がいます。
課題の学校ワークも1度解いて満足してしまうのだと思います。
でもそれではもったいない!
新しいことを1回で覚えられる人は少ないですし、覚えられたとしても時間が経ってしまうと忘れてしまうことが多いですよね。
問題を1度しか解かないのは、せっかく解いた時間と労力がなかったことになってしまいます…。
小学生も中学生も1度解いた問題を少し時間を空けて(おすすめは1日後、さらに3日後、忘れた頃の1週間後にもう一度確認するのが良いと心理学でいわれています)、もう一度解いてみてください。
解く回数を重ねるたびに、「あれ、これはどうやってやるんだっけ?」と思う時間が減っていき、問題を読むだけで考え方や答えが浮かんでくるようになりますよ!
2019年08月16日 13:17