本物の『できた!』を手に入れる方法
中間テストが終わった中学生のみなさん、お疲れさまでした。
結果はどうでしたか?
テストを受けてみて「まあまあできた」と思っていたのに、テストが返されてみたら実際は違った…なんてことはよくありますよね。
勉強は毎日の「できた!」の積み重ねです。
せっかくの「できた!」という自信を、確かなものにしてほしいと思う私です。
「できる」の定義とは?
まず、「できる」を下のように3つに分類してみました。①ノートやヒントがあればできる→Cランク
②何も見ないでひとりで解ける→Bランク
③速く正確に、無意識でも解ける→Aランク
一口に「できる」といっても色々ありますね。
では、ひとつずつ詳しく見ていきましょう。
Cランク『ノートやヒントがあればできる』
同じような問題やまとめページを見ながら、または先生や他の人にヒントをもらいながら正解して、「できた!」と思い込んでいます。
確かにできたのかもしれませんが、テストでも周りは助けてくれるでしょうか?
「今はレシピを見ながらだったから料理を作れたけど、テストの時はレシピ無しで料理を作らないといけない」と思ってください。
このランクの具体策は「何も見ないで(ヒントをもらわないで)もう一度解く」「時間をおいてからもう一度解く」です。
普段から、わからない問題が出てきてもすぐに人に聞くのではなく、自分で考えるようにしましょう。
そして質問する時も「答えは何ですか?」ではなく、「ここまでは一人でできたけど、この後どうすればいいのかわからない」というように、具体的に説明できたらBランクまであと一息です!
Bランク『何も見ないでひとりで解ける』
これを「できる」と思っているそこのあなた!
うっかりミスが多くありませんか?
(残念ながら、ケアレスミスも立派なミスなのです…)
普段の勉強ではできるはずなのに、テストのように制限時間があったり問題数が多かったり、少し複雑な(手順が多い)応用問題があったり…のようにイレギュラーな状況になると、プレッシャーがかかりますよね。
このように余裕がなくなるとミスが出てしまいます。
ですから、普段から少し自分を追い込むように訓練してください。
このランクの具体策は「今より短い制限時間で解く」「少し難しい問題を解く」です。
そうすれば見直しの時間が取れるし、応用問題が出てきてもあわてることが減っていきます。
ちなみに…
Aランク『速く正確に、無意識でも解ける』
・問題を読んだ瞬間、反射的に解き方が浮かぶ
・問題を解きながら、どこが間違えやすいポイントか分かっている
・そして正解である
どうやって「できる」を仕分けする?
上に挙げたようなランク付けは、教科ごとや単元ごとに仕分けしてみると効果的です。
(例)
中1数学
文字式→Bランク
一次方程式→Cランク
中1英語
be動詞→Aランク
一般動詞→Bランク
このように同じ科目でもランクが違うことはよくあります。
いま自分が感じる「できる」は、いったいどのランクにあたるのか?
もしCランクやBランクなら、自分にはあと何が足りないのか?
何をすればひとつ上のランクに上がれるのか?
このあたりを意識しながら、本物の「できた!」を手に入れてくださいね。
2019年10月01日 15:00