新松戸の塾!プリモが教える自己最高点が取れる国語のテスト勉強法
国語の勉強方法
国語のテスト勉強は以下の手順でおこないましょう。
●1ヶ月間の前半で取り組む勉強
1 漢字・語句の暗記
2 教科書の読みこみ
●1ヶ月間の後半で取り組む勉強
3 文法事項の理解 (1ヶ月の後半で取り組む勉強)
4 問題演習 (1ヶ月の後半で取り組む勉強)
1漢字・語句の暗記
まずはテスト範囲の漢字・語句を暗記します。漢字は教科書に出てくるもの、中学校から配布されている漢字ドリルの提出範囲のものを覚えます。覚え方は英単語と同様のノートを作成し、毎回テスト形式で行っていきましょう。同じ漢字を何回も書いていく方法はやめましょう。
2教科書の読みこみ
テスト範囲になっている教科書の文章を読みこみます。国語は読解力が重要と言います。確かに読解力は重要ですが、定期テストの場合、初見の文章が出てくることはほとんどなく、教科書の文章から出題されるわけですから、文章のあらすじや、文章を理解する上で基本となる要素を暗記してしまえば、読解力がなくても点数が取れるのです。
それぞれの文章を読んでいて、次の展開がわかってしまうぐらいまで読みこみましょう。人によって覚えてしまう回数は変わると思いますが、読むといっても、ただ読むだけではだめです。読む時には、以下の点をノートに書き出しながら読んでいくとさらに文章全体の理解が深くなります。
【説明文・論説文の場合】
① その文章のテーマを探す
説明文・論説文はある事柄について筆者が説明もしくは自分の持論を展開している文章です。このような文章では最低限、「何について説明しているか」というテーマを捉えなければなりません。テーマの探し方は簡単です。テーマとなっている語句は文章中に何度も出てきます。頻繁に出てくる言葉を探すことでテーマは見つかるはずです。
②形式段落の中心文を探す
説明文・論説文は難しい言葉が出てきて、読みにくいと思われがちですがその文章構成は簡潔に書かれています。文章の概要を理解するために、形式段落ごとの中心文を探していきます。中心文というのは、各段落で筆者が一番言いたいことが書いてある文です。自分が中心文だと思う一文に線を引きながら読んでいきましょう。中心文を探す時に気をつけたいのは、読解力がない人ほど読んでいてわかりやすい具体例に線を引いてしまいます。中心文は筆者が言いたいことが書かれている一文なので、例えば「抽象的」に書かれている文であったり、文の語尾に「〜と思う。」や「〜と考えている。」など筆者の気持ちを表す語句で終わっている文があたります。各形式段落の中心文が全て的確に捉えることができていれば、それを繋げると、その文章の簡単なあらすじになるはずです。自分で見つけた中心文を繋げて、違和感を感じたり、繋がらなかったら、中心文を捉えていないことになります。最初は難しいでしょうが、何回も読んでいくうちに中心文は見つけられるようになります。がんばってください。
③要旨を探す
その文章で筆者が一番言いたいこと「要旨」を探します。ほとんどの説明文・論説文の場合、文章の後半に中心文と同様、筆者の気持ちや考えを表す言葉で終わっている文があり、それが要旨となります。
【小説・随筆の場合】
①登場人物・場面・情景の変化を探す
小説は作者が書いたフィクションです。実際にあったことではないのでその文章に書かれている設定を読み解かなくてはなりません。まずは登場人物を探し出します。人名で書かれていれば簡単でしょう。しかし中には「私」目線で書かれた文章もあります。「私」という言葉が登場人物だったりしますので、気をつけて読んでいきましょう。次に場面・情景です。その文章の設定で「いつ」「どこ」がわかる言葉を探していきます。場面や情景は文章が進むにつれて変化する場合が多いので、文章のどこから場面や情景が変わったのかをしっかり読み取っていきましょう。
②台詞の人物を特定する
次に台詞、つまり「 」で囲われた文を言った人を特定します。台詞は小説を読み解く上で重要なヒントを与えてくれます。しかし国語が苦手な人ほど、実は正確に誰が言った台詞なのかわからないままに読んでいます。誰が言った台詞なのかをはっきりさせましょう。また台詞の近くに、登場人物の気持ちを表す言葉があることが多いです。それにも線を引いていくようにしましょう。
③主題を読み取る
主題は作者がその小説を通じて、何を読者に伝えたいかということです。①、②ができていれば高確率で主題もわかるはずです。ただし小説の主題探しの場合、文章内の情景、登場人物の感情を読み取れることと、「感情移入」できることとは違います。読み取れたとしても、「感情移入」ができていないと主題を正確に読み取ることができません。主題については、塾や学校の授業で学んだことを覚えるようにしましょう。
3文法事項の理解
1、2ができたら、テスト範囲の文法について整理をしておきましょう。こちらも英語と同様、教科書や参考書に書かれていることを丸写しをしないようにしてください。しっかり読んで、自分の言葉でノートにまとめていきましょう。
4問題演習
問題演習には学校のワークを使うのが最も効果的です。最低3回は反復して演習をしましょう。ただし、全ての問題を3回では非効率的です。1回目は全ての問題を解いて、間違えた箇所に印をつけておきましょう。2回目にはその間違えた問題だけ取り組みます。2回目でもわからなかった問題は、もう一度自分の作成したノートや文法事項のまとめなどを見返してわかるようにしておきます。最後に3回目として、もう一度全ての問題に取り組み、抜けがないか確認しましょう。
国語のテスト勉強で気をつけたいこと
冒頭に書いたように、定期テストの国語は読解力に自信がなくても、範囲にある教科書の文章を暗記してしまえば高得点をとることができます。問題演習をやっていると気づくと思いますが、それぞれの文章で問題として出題される箇所は決まっていることが多いです。問題演習をしながら、教科書も開いて、「あ、ここの部分だな」と確認しながら、最後にその箇所をもう一度読みこむようにするとさらに効果が上がります。頑張ってください。