成績が上がらない本当の理由
なぜ成績が上がらないのか?
勉強時間が足りないから・・・
しっかり理解できていないから・・・
やる気がないから・・・
一般的に考えられる理由です。
そして改善しようと色々方法を試してみるものの、結果が変わらない。
自分ではどうにもならないかもしれないと考え、塾や家庭教師を探している方も多いと思います。
でもそれらは成績が上がらない原因ではあっても、それを改善したからといって結果はそう大きく変わってこないのです。
成績が上がらない本当の原因は、勉強の仕方を間違えていることです。
間違えた勉強方法を続けていればいくら勉強時間を増やしても、いくら理解しようとしても効果は表れず、子供のやる気もさらに失せていくことになるのです。
勉強方法、つまり努力の方法はとても大事です。正しい勉強方法を習得することが成績アップの秘訣です。
勉強とは何をすることか
正しい勉強法を知るためには、まず勉強とは何をすることなのかを知らないといけません。
多くの方が間違っているのは、勉強=理解をすることだと考えていることです。
勉強とは「記憶する」ことです。
学習した内容を理解していても、憶えていなければ結果は出てきません。
では理解しなくても良いのかというとそれは違います。理解は必要です。ただ理解しただけでは結果は出ないということです。
勉強を分けて考える
結果を出す正しい勉強法をステージを分けて考えましょう。
1理解→学習内容がどういうものかわかる
2記憶→わかった内容とそれに付随した必要事項を憶える
3演習→記憶した内容を正確にアウトプットできるようにする
この3つのステージです。
さらにそれぞれのステージが子供の生活の中でどこにあたるのかというと
1理解→学校や塾での授業
2記憶→自主学習
3演習→学校や塾での授業・自主学習
となります。
学校や塾の授業を受けていれば(真面目に授業を受けていることが前提です)、理解できていないということはありません。
自主学習は暗記だけ
成績の上がらない原因は、「記憶」ができていないことです。自宅での学習習慣がなく自主学習をほとんどしていない場合、理解ができていても憶えていないので結果が出ない。これが成績の上がらない子供の本来の原因です。
私は英語を指導していますが、問題演習において正解を出せない99%の原因が文法事項の未理解ではありません。単語力不足です。
自主学習を思いっきり「暗記」に寄せて、どの科目の学習も暗記に時間を費やすことで成績が劇的に変化をするはずです。