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スマホは勉強を台無しにする⁈

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新松戸6丁目の地域密着塾、プリモ個別指導塾のともちゃんです。

生徒の皆さんは夏休み!
楽しみなこともたくさんあるとは思いますが・・・
少し前にスマホに関する衝撃的な記事を3つ読んだので、今日はそのことをブログに書きたいと思います。

※このブログに出てくる「スマホ」にはインターネット接続ができる機器(タブレット・音楽プレーヤー・ゲーム機など)も含まれていますが、「スマホ」と表現しています。

 

1つ目はこちらの記事です↓
研究者が思わずゾッとした「子どものスマホ使用時間と偏差値の関係」小中学生7万人調査でわかった衝撃の事実


これには本当に驚きました。
すごく手短にまとめるとこんな感じです。

少し前までは「睡眠時間や勉強時間をを削ってスマホをやっていると学力が低くなる」と思われていたが、
「スマホを1日3時間以上使用していると、どんなに頑張って勉強していても、きちんと睡眠時間を取っていても、成績が平均未満(偏差値50未満)に沈んでしまっている」というデータが出された。

今も昔も「ゲームばっかりやっていると勉強時間や睡眠時間が減る」というのは変わらないですが、ちゃんと勉強して睡眠時間も取っているのにスマホを長時間使用していると成績が向上しなかったというデータには驚きですね…

※ちなみに睡眠時間と脳の発達について調べたデータによると、睡眠時間が短い子どもたちほど、記憶を保存する海馬の容積が小さいことがわかっているようです。海馬は、コンピュータで例えると脳の中にある記録メモリー、ストレージのような役割を担っています。
つまり、睡眠不足は記憶を定着させる機会を奪うだけでなく、その記憶を保存しておく記録容量さえも小さくしてしまう恐れがあるのです。だから「寝る子は育つ」と言われるように、睡眠時間を多くとることは健全な成長に不可欠なのですね。

 

2つ目の記事はこちらです↓
スマホ中毒になると「小6の脳」で成長が止まってしまう…東北大の3年間の追跡調査が示す恐ろしい事実

タイトルが衝撃的です。
3年間子どもたちの脳の発達を観察し続けたとき、スマホを毎日頻繁に使っていた子どもはかなり広範囲にわたって脳の発達の遅れが見られたというのは動かぬ証拠ですね…
「スマホ中毒」「スマホ依存」にならないようにするのは大人でも大変なこと。
1つ目の記事のところで、睡眠不足が続いていると記憶を保存する海馬の容積が小さくなるということに続き、スマホは脳に大きな影響を及ぼしていることがよくわかります。
「スマホばっかり見ていると視力が悪くなる」だけではないのです!

3つ目の記事はこちらです↓
「スマホを1日3時間以上使う子は偏差値50に届かない」脳科学研究者が教えるスマホ時間短縮の奥の手

こちらはこれまでに出てきたリンクの関連記事です。

スマホ沼に浸かっている子も、使用時間をなんとか減らすことができれば学力をプラスにもっていくことができるが、実際この調査で使用時間を自力で減らせた子は全体の1割程度しかいなかったことから分かるように、スマホの使用を1時間未満に減らすためには周りの大人の手助けが必要だということです。

※記事の中で、1日にスマホを「全く使わない」「1日1時間未満」で睡眠時間と勉強時間を十分とっているグループが平均以上(偏差値50以上)の成績となったため、理想的な1日のスマホ使用時間は「0~1時間未満」と結論付けられています。
 


保護者の方からもよく「子どもがスマホやゲームを夜遅くまでやっている」という声を聞きます。
以前生徒たちに「家でスマホやゲームの決まり(ルール)ってあるの?」と聞いたことがあるのですが、「1日1時間」「ゲームは週末だけ(平日は禁止)」「テスト前はスマホ没収」というような具体的なルールがある生徒もいる一方、「特にない」「好きなだけ」という生徒も結構いました。
後者だとスマホを使っていたら一日1時間なんてあっという間、もしかしたら一日3時間も軽く超えてしまっているのでは?

夏休みに入りましたが、学校が休みだと自由時間=スマホの時間が増えそうですよね。
スマホに関してルールがあいまいなご家庭は、夏休みに入るこの機会に親子でルールを決めてみるのはどうでしょうか?
同時にそのルールを守れなかったときのペナルティもどうするか決めておきましょう。

頭ごなしに「スマホを長時間使うのはダメ!」ではなく、
「スマホを長時間使うと睡眠時間や勉強時間が減ってしまうし、脳の記憶の容量が少なくなって脳の発達に悪いらしいし、スマホを1日3時間以上使ったら何と勉強時間がなかったことになるんだって!
一番いいのはスマホは1日1時間までみたいだけど、うちはどうする?せっかくの勉強時間が台無しにならないように、一緒にスマホのルールを決めよう!」と、家庭内で決められたらいいですね。
2つ目の記事に書いてあるように、いきなり1時間未満が難しいならまずは2時間まで…とだんだん減らしていくだけでも効果があるようです。


スマホのルールに関して、こちらの本が参考になりそうなのでご紹介します↓
指導歴25年超&“生の声”で実証! [中学生]成績トップの子の親がしていること

私もこの本を持っているのですが、「『スマホ制限』は親から子どもへのプレゼント」という章でこのように書かれています。

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自室には絶対スマホを入れない→使えるのは基本的にリビングだけ
寝室には絶対スマホを入れない→夜間はリビングで充電する

そういえば私も学生時代、ラジカセやウォークマン(←古っ)が自分の部屋にあるとつい手が伸びてしまい、勉強しないで音楽を聴いてしまうので勉強時間はそれらをリビングに置くようにしてました。
「誘惑に負けそうなら誘惑と戦わない」のが一番です!
スマホを使わなかったとしても部屋にスマホを置きながら勉強したというだけで勉強の効率が下がったというデータも紹介されているので、スマホは自分の部屋以外の場所で使うのが良さそうです。

読み進めているとスマホの契約書(どのようなルールでスマホを使うのか、ルールを破ったらどうするのかなどの約束が決められる)までついてます。
この本のタイトルだけ読むと「うちには関係ない」と思われそうですが、スマホの章以外の部分もどのご家庭にも参考になる内容になっていますので、ご興味のある方はお読みください!

※國立先生の本は他にも中学生向けの「勉強法シリーズ」や小学生向けの「勉強のキホン」といったものも出ていますので、リンクから検索してみてくださいね。
 

最後にまとめです!

スマホを1日3時間以上使用していると、どんなに頑張って勉強しても、きちんと睡眠時間を取っていても、成績が平均以下になってしまう
→スマホを一日に長時間使用すると勉強の成果が台無しに!スマホは1日1時間未満におさえるようにしよう。
 

睡眠不足や毎日長時間使用していると脳の発達に影響が生じる
→睡眠は種類があり、浅い眠りをレム睡眠、深い眠りをノンレム睡眠といい、おおよそ90分間隔で訪れるレム睡眠の間に、私たちの脳は日中に起きた出来事などの記憶を整理して、定着させるという作業を行なっているので、睡眠時間が少なくなるとこのレム睡眠が減って勉強した内容が定着しにくくなる。
また、毎日長時間使用していると大脳の発達に遅れが生じたというデータが。健全な成長のためにも長時間使用はやめたほうがいい!

データから、「スマホを持たない」「スマホを持っていても使わない」「スマホを使うのは1日1時間未満」で十分な睡眠時間(毎日7時間以上)と勉強時間(一日2時間以上)を確保したグループが平均以上(偏差値50以上)となっている
→データより、スマホの使用を1日1時間未満にできた人は自己管理が出来ていると言えるそう。とはいえスマホを使わないように自律するのは難しいので、保護者の方とスマホのルール・守れなかったときのペナルティを決めて、上手くスマホと付き合うようにしましょう!


スマホは便利だし、何より楽しいことがたくさん詰まっていますよね。
連絡手段など必要なこともあるので生徒の皆さんに「スマホを使うな!」とは言いません。
だからこそ、どう使うかが大切。

スマホを1日3時間以上使うと脳に悪影響をおよぼし、せっかく勉強してもそれが無かったことになってしまうということを、生徒の皆さんも重く受け止めてください!

 
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2024年07月25日 13:30

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