小中学生におススメの検定は「漢検」!
松戸市の小中学校では卒業式が終わり、在校生は修了式が控えています・・・春は進学・進級の時期ですね。
何か新しくやってみようという気持ちになるこの季節に、生徒の皆さんにおススメしたいのは「漢検」です!
今日は漢検について書いていきたいと思います。
おススメする理由は3つ!
①語彙が増えて文章を読み取れるようになる
漢字が苦手な人は読解問題も苦手なケースが多いですよね。
日本語の文章は本当に多くの漢字が含まれているので、漢字の意味がわからなければ内容が頭に入ってきません。
逆に漢字が得意な人は読解問題もそれほど苦手ではないようです。
だから国語の勉強は、出てくる語句を正しく読めて正しく意味がわかるようにするために、まず漢字から取り組むのです。
このあたりは英語でも同じことが言えます。
出てくる語句を正しくわかるようにしない限り、文章を正しく読み取れることは無いのです。
単語を覚えずに英語が出来るようになる方法・漢字を覚えずに国語が出来るようになる方法・・・そんなものがあれば真っ先に私が使いたい!(残念ながらそんな方法はありませんが)
漢字を覚える時、「読み方」「書き方」だけでなく「意味」や使い方(熟語や例文)を同時に覚えることになりますよね。
漢字がわかるようになると文章の中で使われている言葉の意味がわかるので、読解力が自然と身につきます。
国語以外の他教科でも読解力が後押しして、全体的な学力向上が期待できそうです。
②身近な「漢字」だから取り組みやすい
検定というと思いつくのは英検ですが、英語に触れる時間は日頃から意識しないと増やすことが難しいです。
一方で私たちの普段の生活で圧倒的に日本語を使う時間が多いですよね。
身近な漢字の勉強なら、「この漢字、知っている(見たことある)!漢検の勉強で出てきた」となる確率が高いので、「勉強したから分かった」「勉強しておいて良かった」と自信につながります。
最近知ったのですが、家族で漢検を受検して合格すると家族受検表彰制度が利用できるそうです。
申請すれば合格証書とは別に「家族合格表彰状」がもらえるとのことなので、家族みんなで漢検に挑戦するのもモチベーションが上がりそうですね!
保護者の方(またはきょうだい)とお子さんが目指すのが同じ級でも別の級でも、家族で励まし合いながら取り組めば、コツコツ継続して勉強出来そうです。
検定は合格基準点に達すれば合格となりますので、対策をきちんとすれば合格することが出来ます。
目指していた級に合格出来れば達成感を得ることが出来るし、合格したことで自信がつき「次はひとつ上の級を目指してみよう!」という意欲が生まれそうです。
③入試で有利になることがある
高校受験時に漢字検定を持っていると加点(優遇)をされることが多いです。特に私立高校では推薦入試において3教科・5教科・9教科の通知票の評定合計で推薦を受けられるか決まりますが、「○○検定3級取得の場合、内申点に△点加点する」という学校が多いので、通知票の評定合計が足りなくてもカバーできることがあります。
入試直前に「加点が欲しいから検定に挑戦する」だと準備期間が短くて大変なので、小学校や中学校1・2年生のころから余裕を持って取り組んでおきたいですね。
目安は「最低でも3級取得、上位校を狙うなら準2級取得」です。
※漢検HPによると、3級→中学校卒業程度(1623字)、準2級→高校在学程度(1951字)
英検も加点対象の1つですが、やはり「最低でも3級取得、上位校を狙うなら準2級取得」が目安で、準2級は見たことない単語や高校レベルの文法が多く入ってくるので対策が結構大変です。
受験までに余裕があるなら英検の上の級を目指していくと良いと思いますが、②でも書いたように身近な漢字に取り組んだ方が負担が少ないかもしれません(英語が得意な人は別ですが)。
以上が漢検をおススメする理由3つです。
プリモではこの3月より年間を通じて、小学生・中学生どちらも重点的に漢字に取り組むことにしました。
国語は全ての教科の土台となるものだからです。
漢字を学ぶことは国語の文章題が読み取れるようになるだけでなく、全ての教科の理解度が高まります。
国語が苦手な人は、文章読解の練習の前に漢字に本格的に取り組んでみましょう!
漢字検定では「漢字が読める・書ける」だけでなく熟語の成り立ちや類義語・対義語、四字熟語なども出題されるので、それらを通じて語彙力を高めていくことが出来ますよ。
検定実施時期や申込方法、検定対策問題集などは詳しくは漢字検定のホームページをご覧ください。
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