模試の結果が返ってきたら…
早いもので、千葉県公立高校入試まで
先日7月31日であと200日
来たる9月19日であと150日
残りあと約5カ月となりました。
ということで、中学3年生には志望校決定の検討材料として7月から外部模試を受けてもらっています。
「Vもぎ」「Sもぎ」などいろいろな模試の種類がありますが、多くの受験生が模試を経験した今、模試の結果が返ってきた際に注意して見てほしいことを書いていきます。
①「合格可能性○%」だけで判断しない
志望校判定には
S判定→90%
A判定→80%
B判定→60%
C判定→40%
などのように書いてありますが、これは「本番でその確率で合格する」という意味ではありません。
「今の自分の位置を確認する資料」と考えましょう。
どの模試でも各志望校の合格判定欄に柱状グラフがありますよね。
その中で自分はどのあたりにいるのかを確認することが重要です。
また、これまでも保護者の方々や生徒に向けてたびたびお話ししていますが、1回の模試の結果で自分の偏差値を判断しないように!
模試の結果は難しいときもあれば比較的易しいときもあります。
模試は受験期が近くなるにつれて出題範囲が広くなっていくので、ここから先は難易度が上がると言われています。
(毎年9月くらいまでは難易度は易しいことが多いです)
ですから、受験までに3回くらい模試を受けておけば、さまざまな難易度の回を経験することができ、自分のよかった時・悪かった時の偏差値を知って模試の平均偏差値を出して、自分の本来の偏差値を把握しやすくなります。
毎年、模試は複数回受けてくださいとお願いしているのはこの理由からです。
②公立高校の合格判定には「内申点」が考慮されていない
模試の志望校判定は偏差値をもとに判定が出ています。
模試当日に「内申点記入欄」がありますが、これはあくまでも各模試業者が追跡調査等で利用しているもので、志望校判定には影響しません。
例えば県立柏高校の内申基準点は120となっています。
自分の内申点が90の場合、その差120-90=30点を学力検査で補う(内申点が120の人より当日の学力検査で30点多く得点する)必要がありますが、これは模試の志望校判定で考慮されていません。
県立柏高校の偏差値基準は64なので、模試で自分の偏差値が64であれば、自動的に「B判定」(合格60%)となります。
自分の内申点が90だった場合、先に書いたように他の人より30点多く得点する実力がないと合格可能性が低くなります。
具体的に言うと30点足りていない=偏差値が合格基準に3足りていないので、B判定となるには本来偏差値67を取る必要があります。
つまり、偏差値64では3足りていない=「D判定相当」となります。
※この「偏差値1=学力検査10点相当」は毎回の模試によって変動がありますが、余裕を持ってこのくらいで考えて計算すれば大きく外れることがありません。
③2日目の「学校設定検査」の得点や「調査書」も考慮されていない
これは②と同様です。
学校設定検査とは、主に面接・作文・実技などで、調査書(部活動や特別活動の記録など)を加点対象にする学校もあります。
各学校によって内容も配点も大きく異なります。
志望校判定に記入した学校の学校設定検査の配点がだいたいどのくらいなのか把握しておきましょう。
④一番見るべきなのは「合格判定」よりも「自分の弱点」
模試の結果が返ってきたら、教科別・分野別の正答率を見て、自分が間違えた問題の原因を考えましょう。
例えば
「正答率75%の問題をミスしている」は直ちに覚え直す必要がありますが、
「正答率10%以下の問題を落とした」はそこまで気にしなくてよいです。
本番で同じような問題が出題された場合、得点できる可能性が一気に上がるからです。
教科別正答率に
「あなたの実力なら◎が付いた問題は正解できる可能性が高い問題です。もしこの問題に正解できると、5教科の得点は△点上がって○○○点になり、偏差値は★★になります」
と書いてある問題は、あなたの弱点です。
直ちに解き直して覚え直しましょう!!
また、×だった問題の原因を分析することも重要です。
・知識不足→覚える・理解する
・解法不足→類題演習
・ケアレスミス→ミスの原因を特定
・時間不足→時間配分の見直し
そして、これらの中でもし正解できそうなものがあれば「あと何点取れたのか」を把握しておくことも必要です。
「60点だったが取りこぼしがあり、本来なら75点近くあった」ならその教科は伸びしろがあります。
実際の得点だけでなく取りこぼしを分析しましょう。
試験時間が足りなかった人は、普段から問題を解く時のスピードを意識しましょう。
⑤「あと何点必要か」を考える
④で自分の弱点や取りこぼしを確認したら、志望校の合格圏内に入るには何に力を入れればよいか考えましょう。
各教科とも、問題数や問題構成は毎年ほぼ同じです。
国語なら、漢字や作文
数学なら計算
英語ならリスニングや並び替え問題
理科なら大問1の1行問題
社会なら地理の地形図・時差の問題
各大問ごとの(1)(2)は比較的正答率が高いものが多く、(3)(4)…と進むにつれ正答率が低くなっていきます。
各教科、正答率何割くらいまでの得点を目指すのか決めるとよいと思います。
まずは自分で伸ばせそうな教科に力を入れてみましょう。
最後に…
模試を受けたことのある人は、いい結果だから安心するのでもなく、悪い結果だからと落ち込む必要もありません。
いい結果ならこれをキープするにはどうすればよいか、
悪い結果なら何が原因だったのか、
どちらの場合も「ここから何を伸ばすことができるのか?」を分析する材料に使ってほしいと思っています。
このような診断的目的と、あとは「試験の雰囲気に慣れる」という目的もありますので、積極的に模試を活用してくださいね。
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