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独断と偏見の高校入試結果情報

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ここのところ高校紹介をしてきましたが、今回はお休みして、高校入試について書きたいと思います。

実はこの時期、中学3年生になると受験のためにお世話になる『Sもぎ』という模試の会社、総進図書さんが「入試結果報告会」を開催します。

ホント、塾講師というのは午前中は"役立たず"でして、夕方にならないとエンジンがかかりません。
だる〜い雰囲気が車の車内に蔓延する中(笑)、眠い目を擦って、ともこ先生と一緒に午前中から行ってまいりました。

そこで得た情報と現場での経験から、今年受験をむかえる中学3年生、そして他の学年の方にも参考になればと思い、入試結果情報をお届けします。

ただ〜し!😤
内容はかなり私の独断と偏見に染まってますのでご了承を。


 

令和5年度入試概要

 

令和5年度の高校入試の千葉県全体平均倍率1.12倍でした。
なーんだ、大したことないじゃん。と思ったアナタ。
これはあくまで千葉県全体。
保護者面談でもお伝えしていますが、千葉県下の公立高校は二極化の傾向が強いのです。下の表を見てください。
各学区の志願倍率
1学区 1.27倍
2学区☜松戸市はココ 1.18倍
3学区☜流山市はココ 1.14倍
4学区 1.13倍
5学区 0.90倍
6学区 0.87倍
7学区 0.87倍
8学区 0.84倍
9学区 0.98倍

このように千葉県でも都市部(1〜4学区)は1倍を超えていて、地方部(5〜9学区)が学区全体で定員割れをしているのです。
さらに、この表を見てください。2学区に入る松戸市に住むお子さんは1〜4学区が受験可能範囲です。
 
千葉県内で志願倍率が高かった学校 ベスト15
東葛飾 2.00倍
船橋 1.78倍
柏の葉 1.74倍
市立千葉 1.71倍
市立松戸 1.65倍
幕張総合 1.58倍
千葉 1.58倍
成田国際 1.57倍
船橋東 1.56倍
国分 1.53倍
松戸国際 1.53倍
小金 1.53倍
流山おおたかの森 1.52倍

志願者倍率の高かった高校ベスト15は、松戸市が入っている2学区、隣の3学区に集中しています。1学区・4学区では、県立千葉・市立千葉・幕張総合・成田国際だけ。つまりみなさんがよく志望される人気高は、千葉県下でも『激戦』の学校なのです。
 

令和5年度、2・3学区の特徴

さらに昨年度はある意味「大変」なことが起きました。人気高は大激戦!柏の葉高校は不合格者200名を超えたんです。

「信じられな〜い」という感じ。

さらに、さらに・・・。

市立松戸、流山おおたかの森が倍率高いから、県立松戸にするかあ、と思っても、県立松戸も1.35倍。

下位の方にいっても、昨年定員割れだった松戸馬橋が1.17倍。
そして数年間、ずっと定員割れだった流山南がとうとう1倍を超えました!
 

流山南


定員数を減らしたからですけど、何はともあれ流山南さん、おめでとう㊗️

つまり、「誰でも入れる状態」は流山南より下のクラスのみ。

上位から偏差値40前後まではどこを選んでも厳しい戦いだったということです。

 

松戸市に住むお子さんの高校入試はなぜ激戦?

この傾向は来年度以降も続きそうです。その理由をあげるとすると・・・
※ここからかなり独断と偏見です。

① 私立志向

近年「公立ばなれ」「私立志向」が強くなっています。
私立志向が強いのなら、公立の倍率は下がっても良いはずですが、
それでもまだ「公立第一志望」は多いのです。

つまり私立志向というよりは、「根性で公立一本」組が減少していると言えると思います。
私立高校も実質無償化ですからね。

私立高校は、一部の上位校をのぞいてお子さんの内申点で推薦が取れ、
公立高校の1ヶ月前には合格を取れているわけです。
そして1ヶ月後に公立高校受験となるわけですが、
その際、自分の志望校がいくら高倍率になっても、

「ダメでも私立受かってるし!」

という意識が親子共々働き、受験校を下げようとしないわけです。
 

偏差値50近辺の県立松戸・市立松戸が高倍率になったのも、
柏の葉の高倍率を見ても倍率が下がらなかったのも、

「これ以下に下げるなら、私立でもいい。」
と考えたからではないでしょうか。

私立志向が強い現在、この高倍率は今年度も変わらないでしょう。

ただ「私立でもいい」組の方に一つだけご忠告を。

先ほども書いたように私立高校は一部上位の高校以外は「推薦制度」があり、公立高を第一志望にする場合、「併願優遇」を使うわけです。
私立の「推薦制度」は3学年の学年評定(通知表)の点数で推薦が取れるか否かが決まります。

ですから実際のところ、その私立高校がどのくらいの実力(偏差値)の高校かはわからないわけです。
公表されている私立高校の偏差値と言うのは一般入試で合格するのに必要だと言われている水準です。

私立高校は定員のほとんどを推薦入試で確保するため、一般入試での合格は狭き門。
公開されている偏差値はその高校のレベル以上で出ています。

ですから、
「第一志望校を下げるとしたら、ココまで下げるの?」
「だったら併願で合格した私立高より偏差値が下になってしまう・・・」
「公立の第一志望校は下げないでおいて、ダメなら私立の方がいいでしょ。」

と考えがちですが、その私立高校の偏差値はそんなに高くない場合があります。
迷った時は塾に問い合わせてみてください。


② 中学校の進路指導が「大人対応」

昨今、中学校の進路指導が「大人対応」になってます。
以前は

「そんな高校、行けるわけないだろ!ふざけるな!💢」
 

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と恫喝ぎみの指導もあったようですが、今は全くなし。

中学校の進路指導の先生は全てを許してくれる「大人」な対応。

「成績ではなく、あなたが行きたいと思う高校を!」

だそうです。

まあ、私から見れば「そりゃ、理想だよね」です。

でも中学3年生で偏差値40、内申オール3もいかない子が

「東葛、行きたい」

と言っても、その先生は

「頑張ってね」

と返答するんでしょうか?

・・・疑問です。

「行きたい」高校を目指すのは良いけれど
最後の最後は現実を見ないと、と思います。

行きたい高校が合格可能な状態まで努力しないとね。
届きそうもないなら、志望校を下げる決断も大切です。

子供本人も「僕(私)には無理かも」とわかっている「チャレンジ受験」でも、
不合格となれば涙😭を流すのです。

子供は現実の厳しさをまだわかってないですからね。


では合格可能にするにはどうしたら良いのかというと

※ここ大事です↓
高倍率となった高校はせめて

「内申がその高校の基準値に届いている。」

または

「平均してその高校に合格できる偏差値をいつも取れている」

のどちらかを満たすことです。

学力の方は「瞬間風速」「瞬間失速」というのがあります。
急に偏差値が上がったり、逆にとんでもない悪い結果で返ってきたりということがよくあります。

中学3年生の方は、模試を頻繁に受けましょう。
何回も受けた平均で学力は測った方が間違いがありません。

でも、勉強に自信がない子ほど、模試も受けない傾向が強い。

「受けてもどうせ・・・。」
と思っているのでしょうが、そうではないのです。
自分の実力を知らないままに受験することの方がどれだけ無謀なことか・・・。

さらに学力を上向かせるためには、

まず「自分を知れ」です。

自分の弱点を知り、長所を知り、
どうやってそれを克服するか、どう伸ばすか。

成績が良い子はそれをやっていて、
成績が芳しくない子ほど、
自分を見ずに現実逃避。
いつまでも放置状態。

これが実態です。

話が逸れましたが、
人気高を志望校として考えている人はこの条件が満たせるように努力しましょう。


③ 人気高しか知らない、見に行ってない

どこの高校にするか決めようとしている段階で、みなさん高校見学に行かれると思います(今後行かれると思います)。
ただ行くところは人気高のみ、近くの高校のみ、になっていませんか?

人気高を志望校にするのは全然OKですが、実際、受験が近くなって、その年の受験の情勢がわかってきた時に
「ちょっとまずいかも」と思っても、公立の2番手を考えておかないと

「見たこともない高校に自分(子供)の高校生活を委ねていいの❓」
ってなりますよね。

※ココ大事です↓
みなさんが知っている人気高、近隣にある高校だけの選択肢だけでは❌です。
不利な受験をしなければならない可能性があります。

下の表を見てください。

偏差値 学校名
65 小金
64  
63  
62  
61 柏南
60  
59  
58  
57 松戸国際
56 柏の葉
55  
54  
53  
52  
51 市立松戸/流山おおたかの森
50  
49 松戸
48  
47  
46  
45  
44  
43  
42 松戸馬橋
41  
40  
39 流山南

 

 

これらの高校は毎年、みなさんがよく志望される高校です。
ほら、みなさんが心の中にしまってある高校があったでしょ〜😤

仮にこれらの人気高だけしか見学や学校説明会に行っていなかったとします。
そうするとどうなるか・・・❓。

人気高や近隣にある高校だけが受験の対象になっていると、
表を見てお分かりのように、対象となる高校のない「偏差値の幅」が生まれてしまいます。

仮に第一志望校が高倍率になって、
合格の可能性が薄れてきた場合、上記の高校しか受験の対象になっていないと、
こんな感じになってしまいます。

「どっひゃー。何この高い倍率!第一志望校なんだから余裕があるわけではないのに・・・。」
「でも、自分が知っている(見に行った)高校で第一志望から、一つ下となると・・・。」
「えー偏差値で『5』も下げるの?」
「うーん・・・。」
「うーん・・・。」
「初志貫徹!受験校は変えない。だって他は見に行ってないし、わからない。私立も合格しているし。」

こんな感じになっちゃいます。

しか〜し、また下の表を見てください☟。
 

偏差値 学校名
65 小金
64  
63 船橋東 / 柏
62  
61 柏南 / 鎌ヶ谷
60 国府台
59  
58 津田沼
57 松戸国際 / 柏中央
56 柏の葉
55  
54  
53 市川東 / 船橋芝山
52 市立習志野
51 市立松戸 / 流山おおたかの森 / 我孫子
50  
49 松戸 / 市立船橋
48 松戸六実
47 市川昴 / 柏陵
46  
45 市立柏
44 野田中央 / 八千代東
43  
42 松戸馬橋 / 船橋二和 / 市川南
41  
40  
39 流山南


2・3学区に限っても、これだけの高校があるわけです。
松戸市・流山市に住むお子さんは1学区・4学区も受験が可能なので、
それらまで範囲を広げればもっとあります。

とりあえず上の表ぐらいまで受験対象の高校を拡げておけば、
いざと言う時、大きく偏差値を下げてなくて済みます。

でも事前に見に行ったりしておかないと、
結局、地元でよく知られているところからしか選択肢がなく、
厳しい選択をせざるを得ない状況になってしまうのです。

これからも『塾長日記』でこの赤で記した高校を中心にご紹介しますので
ぜひ見に行ってみてください。

※第一志望の高校の偏差値±5以内の高校を見に行くことがおすすめです!


いかがでしたでしょうか?

お子さんが勉強をして成績を上げるのは、高校の選択肢を増やすため。
でもそもそも少ない数から選択していたら、元も子もないですよね。
ぜひ多くの高校のことを知って、お子さんに合ったベストな高校を探してみてください。

 

まとめ

さてここまで色々ご紹介してきましたので、最後にまとめておきたいと思います。

☝️松戸市・流山市に住むお子さんや保護者の方がよく知っている人気高、近隣の高校は千葉県下でも有数の『激戦』入試になる!
☝️『激戦』の中で合格を掴むには内申が基準を満たしているか、平均してその高校の偏差値が取れていることが最低条件!
☝️私立志向が増加中。でも公立高との比較をする時に公表されている偏差値は疑った方が良い。
☝️学校の進路指導は「大人対応」。子供のモチベーションは上がるかもしれないが、最後は現実を見よう!
☝️人気高、近くにある高校だけでは選択肢不足。偏差値±5ぐらいの範囲で、色々な高校を見学しておこう!

では、また。

2023年04月23日 15:43

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