成績が伸びる子と伸びない子の決定的な差

塾長の石垣です。
長かった「限界突破週間」もついに幕を閉じました。
正直、疲れましたね…。😓
今回は新松戸南中と日程がずれたため、
プリモとしては約1ヶ月間、文字通り「限界突破月間」となりました。
毎回テスト前になると当塾の塾生は2週間毎日塾でテスト勉強に励み、
その結果、成績を大きく伸ばした生徒たちがいます。
しかし、残念ながら、成績が伸び悩んでしまう生徒もいました。
本人たちは気づいていないかもしれませんが、そこには明確な違いがあるのです。
今回このブログを書こうと思ったのは、成績が伸びない「本当の理由」を知ってほしいからです。
ぜひ最後まで読んでみてください。
① 素直さ
まず、これに尽きます。
成績が伸びない生徒を見ていると、私からすれば「なぜそんな無駄なことをしているのだろう?」と思うことばかりです。
そもそも、勉強のやり方が根本的に間違っているんですよね。
例えば、
* 漢字や英単語をひたすら書いているけれど、全く覚えていない。
* 学校のワークを解説や教科書を見ながらやっている。それって、ただ解答を写しているのと同じでは?
* 解答だけを丸暗記している。でも、その問題の答えだけ覚えても、テストに全く同じ問題は出ませんよ?
などなど。
もちろん、正しいやり方を教えてあげるのが私の仕事ですから、ここまでなら問題ありません。
問題なのは、正しいやり方を教えてあげても、実践しようとしないことです。
「そうか、やり方が間違っていたんだ。先生のやり方でやってみるよ。」
このように素直に実践できる子は、ぐんぐん成績を伸ばします。
一方で、
「いや、自分には自分の流儀があるんで…」
「自分、不器用ですから…」(高倉健かあ)と、
頑なにやり方を変えようとしない生徒は、残念ながら伸びません。
成績を上げるためには、「わからないことを教えてもらう」と言う前に、
「なぜできるようになっていないのか」という根本的な原因を見つけることが必要です。
そして、その原因の多くは、勉強のやり方にあるのですよ。
塾は、その「間違ったやり方」を直してあげる場所です。
正しいやり方を教えてあげる。これが、学習における「一丁目一番地」なんです。
素直にやり方を変えてみてください。成績が爆上がりしますから。
② 勉強時間の確保
当たり前ですが、これ抜きには語れません。
プリモでは限界突破週間中、学習記録を書いてもらっています。
期間中は原則、月曜から金曜まで塾に来て、3時間勉強することになっています。
本来なら、その記録に土日は含まれません。
塾で勉強した記録だからです。しかし、あえて土日の欄も設けています。
それは、「土日も家で勉強しなさい」という意味を込めているからです。
ここが、成績が伸びるか伸びないかの分かれ目になります。
成績が伸びる子は、土日それぞれ3時間以上勉強しています。
中には、1日に8時間も勉強する猛者もいます。
対して伸びない子は、土日の学習記録が「空欄」です。
…当然の結果ですよね。
そこで、「土日も塾を開けてほしい」というリクエストが飛んでくることがあります。
でも、そうじゃないんです。
成績の伸びる生徒は、そういった強制力が働かなくても、自分で勉強を進められる。
この違いが非常に大きいのです。
成績が伸びない生徒も、せめてテスト前くらいは「自制心」を働かせてほしいと思います。
いつまでも「強制されないとできない」では、
反抗期なのに大人に100%管理されっぱなしじゃないですか?
嫌でしょう?
嫌なら自分でやりましょう!
結局のところ、費やした時間が、結果に如実に表れるのです。
世の中は、至って公平だということですね。
③ 計画性
限界突破週間の間、まずは学校の提出物を完成させることを最優先します。
これについては、私も細かく口を出します。
しかし、一度提出物が仕上がってしまえば、あとは生徒たちの希望に沿います。
勉強する科目、時間、何をやるか。
学校のワークを繰り返すのか、私たちが用意したプリントやテストに取り組むのか。
それは生徒に委ねるのです。
なぜなら、テスト前に自分に必要な勉強が何なのか、一番よくわかっているのは本人だからです。
日々塾に来て、成績が伸びる生徒は、すぐに勉強に取り掛かります。
自分がその日、何をやるか、すでに計画済みだからです。
成績が伸びない生徒は違います。
「先生、何をやればいいですか?」と聞いてきます。
…はあ?、と思ってしまいます。
もちろん、これには慣れも必要です。
今回初めて定期テストを経験する中学1年生には、まだ酷な注文かもしれません。
ここで、ある生徒の話をしましょう。
限界突破初日。その生徒は、学校から配られた計画表に、
テストまでの毎日、勉強する科目、何ページをやるのかまで、細かく計画を立てていました。
それを見た瞬間、私は「この子、今回は伸びるぞ」と確信しました。
そして、昨日結果が出ました。
まさに「爆上がり」です。
本人は「中1の最初のテストには届いていません」と言っていますが、
うん、その謙虚さ、好きです!
計画を立てられるということは、自分を客観的に見れているということ。
ただし、無謀な計画では意味がありません。
成績が伸びない子は、「無計画な計画」を立てがちです。
1日に大量の事をやる計画を立てて、
「本当にできるの?」と聞くと、
「やります!できます!」と答える。
そして3時間後には「無理でした。チャンチャン。」となるわけです。
自分が、何をわかっていて、何が足りないのか。
自分のペースはどれくらいなのか。
自分を俯瞰で見る能力がないと、適切な計画は立てられません。
自分の計画表を見てほしいのですが、
「勉強、頑張ります!」だけの計画や、
全科目、毎日のように「ワーク」としか書いていない計画を立てていませんか?
それは計画とは言えませんよ。
まとめ
色々と書いてきましたが、まとめると以下のようになります。
もし成績が伸び悩んでいるなら、
* 塾で教えられる勉強法を素直に実践する。
* 常に「何がわかっていて、何がわからないのか」を把握しながら計画を立て、その通りに実行する。
* 立てた計画が終わるまでやり切る。それが何時間かかろうとも。
付け加えておきますが、「何時間かかろうとやり切る」と言っても、限界はあります。
人は皆、1日24時間。そこは誰でも平等です。
それ以上の時間はありません。
もし何とか結果を出そうとするならば、
1日の多くの時間を費やすことを考えるよりも、
学習期間を広げていくことを考えましょう。
そう、毎日コツコツと続けることです。
毎日1時間。
10日で10時間。
1ヶ月で30時間。
これが、成績を上げる絶対的な方法です。