説明文に強くなる国語の勉強法
新松戸|プリモ個別指導塾の石垣です。
先日アップしました国語の勉強法。今回は説明文・論説文の読解についてです。私が指導している生徒の大半が小説より説明文が苦手と嘆きます。しかし、説明文は小説よりはるかにカンタンに答えを導く事が出来るのです。なぜなら、説明文は筆者がある事柄・事象・論拠を読者にわかりやすく解説する文章です。ですから読み方さえ習得すれば、正解を容易に導き出せます。これから説明文の読み方をご紹介します。
その前に国語の問題に取り組む時の鉄則をひとつ。必ず筆記具を持って読みましょう。
論説文はカンタンに読める
まずは本文を読みましょう。読みながら形式段落に番号をつけましょう。
テーマを見つける
その文章は何について書かれているのかを掴みましょう。文章の中で頻繁に同じ言葉が出てきますのですぐにわかります。
接続語・指示語に印をつける
接続語・指示語があったら、線を引く・丸で囲むなどして印をつけておきましょう。接続語については前後の関係がどのような時に使われるのかは予め学習しておきましょう(順接・逆接・添加等)これらは特に段落構成を捉える上で、役に立ちます。指示語については、その指示語の前に書かれていることを指している場合が99%です。何を指しているのかを考えながら読むと内容理解に役立ちます。
具体と抽象に分ける
論説文は説明している事柄や筆者の考えを書いている抽象的な文と、それを読者に分かりやすくするために具体例の文に分ける事ができます。例:自然を大事にしなければならない(抽象) 以前、木を伐採された山で土砂崩れが起きて被害が出た(具体)。読みながら、抽象だと思われる文に線を引いていきます。これには少し訓練が必要ですが、まず最初は『この文は身近な事だな』と具体部分を見つけ、『当てはまらない文が抽象だ』という感じでよいと思います。正確に抽象部分を抜き出すことができるようになると、それらを連ねていけば、その文章の要約ができるはずです。時間があれば要約にチャレンジしてください。もしも、自分が考えた抽象の部分を連ねていって、要約文がおかしな文章になってしまったら、正確に抜き出せていないということになります。
慣れてくると、ここまでは1回読むだけで同時進行でできます。説明文の問題を解く際、理解しないとならない要旨・段落構成・要点・具体例がこれで捉えやすくなります。ぜひ普段の学習の中に取り入れて見てください。