小説が驚くほどわかるようになる国語の勉強法
新松戸|プリモ個別指導塾の石垣です。本日は国語の勉強法第3弾。小説の読み方です。第1弾で「読書は国語の読解力をあげない」と書きました。しかしながらこの小説の読解においては読書量の多い方が圧倒的に有利です。なぜなら、様々な作品を読破している人ほど経験値が高いので、感情表現や情景の読み取りに長けているからです。でも大丈夫!普段読書はしないキミでも訓練次第ではスラスラと問題が解けるようになります。
小説の読み取るための勉強法
感情的な読み取りに関しては、題材の小説のほとんどが現代のものではないので、昔の慣習や文化を背景にした感情を、現代の小中学生には読み取ることが難しいケースがあります。それを解消するのが普段からの「読書」です。日頃から読書をしておくことが小説を読む上で手助けになってくれることは言うまでもありません。それでは小説を読み取る勉強方法をご紹介します。
読みながら登場人物を探す
登場してくる人物を全て探します。ここで気をつけたいのは、実際には登場してこない会話の中だけに出てくる人物を含めないようにすることです。
下のような表をノートに作り、読みながら記入していく
一部国語が苦手な子は、「 」で括られた台詞を登場人物の誰が言っていることなのか? 全くわからないまま読み進めているとか、場面がはっきり書かれているのに、「主人公のいる場所はどこ?」との問いかけに全く答えられなかったりします。この方式をやることによって、登場人物の気持ち、場面・情景の流れ、主題がはっきりしてきます。またこの小説が、例えば登場人物の台詞によって感情を表現しながら展開しているとか、場面や情景の変化で小説全体の雰囲気を表しているとか理解できるようになってきます。問題集などの各設問の文章をこの表を使って読んでいくことによって、小説をかなり読めるようになってくるはずです。是非、国語の学習に取り入れてみてください。