将来の夢を持たない方がやる気が上がる
新松戸のプリモ個別指導塾、塾長の石垣です。今回はお子さんのやる気を上げる方法としての常套手段について「?」を投げてみようと思います。勉強に対するやる気アップ系を解説しているものには、お子さんに将来の夢(なりたい職業等)を持たせ、その為に今やっている勉強の必要性を感じさせれば、やる気が出て勉強するようになるとよく書かれています。私もその通りだと思います。でも、私の経験からすると、このような流れでやる気を出して勉強を頑張り出す子はほんのひと握りです。
1日、1日を頑張らせる
「自分の将来のために、日々努力する。」
これは大人でも難しいですよね。逆に「夢を持て」と言われ、プレッシャーを感じて勉強をやらなくなってしまう子もいます。もちろんお子さんから自発的に将来の夢を描けるのであれば、それに向かっていくための手段の情報を与えてあげて、そのためには勉強が必要なのだと理解させればよいのです。でも自分の将来を描けないお子さんは敢えて夢を持たせるよりも1日、1日を頑張らせる。頑張った事に周りの大人が思いっきり褒めてあげる。もしかしたら小さなご褒美をあげても良いかもしれません。勉強のやる気を上げるためにはこの方が効果あります。
大人よりもはるかに大きな可能性を持っている子供が受験やテストのために少しだけの知識と経験で自分の将来の夢を持たされ、その夢に向かって突き進めと言われる。それよりも子供の人生により多くの選択肢を残し、今はただ日々を頑張る事、大人はしっかりその努力に寄り添ってあげる事の方が、私は指導者としてしっくりくるし、その方が子供も頑張れるようです。