内申点の大切さ
学校が一斉登校になってからから2週間が経ちました。
プリモの近隣の中学校では、7月にある新年度初めての定期テストの日程が発表されました。
(一部の学校では、夏休み後の9月にテストを行う中学校もあります)
今回のブログは、特に中学1年生の生徒や保護者の方に知っていただきたい内容です。
「中学に入学したばかりなのに、もう受験の話なの?」と思う人もいるかもしれません。
でも、あとから「知らなかった」では済まない話なのです…
入試に内申点というのが関わるのは知っているが、具体的にどう関わるのか分からない。
どうしたら内申点が良くなるのか、よく分からない。
そんな中学生や保護者の方もいらっしゃると思いますので、内申点について説明していきますが…
この3つは正しくありません!
①「中3になってから頑張ればいいのでは?」
②「部長や委員長をやっているから内申点はいいはず」
③「通知表はオール3が取れているから、真ん中くらいでまあまあだ」
こんな話を生徒さんからも保護者の方からも聞くことがありますが、 その考えは改めていただきたいと思い、このブログを書くことにしました。
なお、今日は①と②について書きたいと思います。
(③については次回詳しく書きたいと思います。次回の予告だけしておきますが、通知表のオール3が取れていても真ん中ではありません。)
「中3になってから頑張ればいいのでは?」 →間に合わないこともあります!
中3になってから勉強を頑張っても、中1と中2の通知表が悪ければその穴埋めをすることができません。
例えるなら、今まで部活に入っていなかった中学3年生が、部活を2年半頑張ってきた同級生に向かって、「あと半年でみんなに追いつけるように頑張るよ」と言っているのと同じようなものです。
千葉県の入試では、公立高校入試も私立高校入試でも、内申がとても重要です。
公立高校の入試制度では、中1~中3の2学期(前期)の「通知表の数字(いわゆる評定)」が内申点として計算され、合否の判定に使われます。
内申点のメインはあくまで「通知表の数字」なのです。
私立高校入試では受験に関わるのが中3の通知表だけだからといって、中1・中2で適当に過ごすというのはおすすめしません。
それまでの積み重ねが通知表の数字に反映するからです。
「部長や委員長をやっているから内申点はいいはず」→そうとは言い切れません!
内申点は主に通知表の評定です。これが悪ければ部活や課外活動を一生懸命行っても、いい内申点は望めません。
それなら、部活や学校行事に一生懸命に取り組んでも意味はないのかというと、そんなことはありません。
ベースとして通知表の評定があって、部活動の実績や委員会活動・検定試験の資格などがそこに上乗せされるイメージです。
学校によって異なりますが、だいたいの学校で評価されるものは、
・3年間皆勤(欠席・遅刻・早退無し)
・英語検定・数学検定・漢字検定(この中から1つでOK)の3級以上を取得
・生徒会本部役員
・部活動で県大会上位
となります。
他にも評価されるものはありますが、これらの実績がどのくらいの点数に換算されるかは、学校によって異なります。
部活や学校行事に積極的に取り組むことは、もちろん素晴らしいことですが、加点のためだけに勉強がおろそかになってしまうのは本末転倒です。
勉強と部活の両立が出来るように生活のリズムを作りましょう!
通知表を上げる(下げない)ために必要なこと
・定期テストで良い点を取る
・学校の授業を集中して受ける
・提出物を期限までに提出する
この3つです。
定期テストで良い点を取るのは努力が必要ですが、他の2つは普通のことですね。
そうです、「当たり前のこと」きちんとやっていれば良いのです!
授業中に寝ている・おしゃべりするとかはだめですよ。
提出物は丁寧に仕上げるのがコツです。
私も学校で教えていた時に課題ワークやノートのチェックをしていましたが、「これはちゃんと自分で解いたな」「これは答えを写しただけだな」がだいたいわかりました。
字が丁寧でなければ「急いでやったのかも?」と思われてしまいます。
先生方は、提出物の中身を見ていないようで結構よくチェックしていることを忘れずに!
最後にまとめです!
・内申点を良くしたいと思うなら、まずは勉強を1年生の時から頑張りましょう。
・定期テストだけでなく毎日の授業も大切にしていきましょう。
毎年3年生が受験前に「1、2年のころからもっとちゃんと勉強しておけばよかった」と口をそろえて話します。
「ちゃんと提出物を出しておけばよかった」「授業態度を良くしておけばよかった」という人もいます。
学力は受験前まで追い込むことが出来ますが、内申点はどう頑張っても変わらないからです。
内申点は、たとえ入試当日に少しミスが出て失点をしても、その分をカバーしてくれるので、いざという時に頼れるいいヤツなのです!
早い時期からの頑張りが、後の進路選択の幅を広げてくれます。
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今と昔でこんなに違う!公立中学校の成績のつけ方
オール3は真ん中ではないというお話です
2020年06月29日 15:37