令和9年度入試 千葉県公立高校募集定員
まずは今年の千葉県の中学3年生の人数を確認しておきましょう。
『令和9年3月の千葉県における国公私立中学校卒業予定者は約51,000人で、前年と比較して約690人の減少となる見込み』です。
そして今回発表された令和9年度千葉県公立高校入試の募集定員で、県立全日制高校が720人定員を減らしました。
つまり、「現高校1年生代に比べると中学校卒業予定者が690人ほど少なくなるので、それを考慮して今年度の公立高校募集定員を720人減らしました」ということです。
下のリンクから定員一覧が確認できます。
令和9年度入試 千葉県公立高校/生徒募集定員
まずは松戸市が属する第2学区と隣接する第1学区・第3学区で募集定員が「減」になった高校はどこか、チェックしていきましょう。
| 学区 | 学校名 | 学科名 | 募集定員 | 昨年度からの増減 |
昨年度倍率
(最終倍率) |
合格可能性60%偏差値 (左:Sもぎ/右:Vもぎ) |
備考 |
| 1 | 若松 | 普通 | 280名 | 40名減 | 1.01倍 | 45/39 | |
| 2 | 市川南 | 普通 | 240名 | 40名減 | 1.00倍 | 40/36 | |
| 2 | 浦安南 | 普通 | 80名 | 40名減 | 0.52倍 | 35/31 | |
| 3 | 柏の葉 | 普通 | 240名 | 40名減 | 1.32倍 | 57/53 | 情報理数科は変更なし |
| 3 | 流山南 | 普通 | 240名 | 40名減 | 1.00倍 | 38/34 | |
| 3 | 流山北 | 普通 | 160名 | 40名減 | 0.64倍 | 35/32 | ※アクティブスクール |
| 3 | 我孫子東 | 普通 | 160名 | 40名減 | 0.66倍 | 35/32 |
※アクティブスクールとはこちら
今回の定員変更の特徴
①昨年度のような統合予定の学校は発表されず
昨年度(現高校1年生の代)は、中学校卒業予定者が前年と比べて約420人の減少の見込みに対して、公立高校の募集定員は920人減でした。
これは「県立高校改革推進プラン・第2次実施プログラム」が発表され、統合予定の学校は大幅に募集定員が削減されたためです。
県立高校改革推進プラン・第2次実施プログラム(要約版)
②普通科で学年2クラスの学校が増える
昨年度より、公立高校の学年最小クラス数が3クラス→2クラスになりました。
(40人学級×2クラス=1学年80人)
昨年度、千葉県全体で学年2クラスになった学校は以下の通りです。
第2学区
★八千代西高校 4→2クラスへ(八千代東高校と統合予定)
★船橋豊富高校 3→2クラスへ(船橋北高校と統合予定)
第3学区
★沼南高校 4→2クラスへ(沼南高柳高校と統合予定)
関宿高校 3→2クラスへ
第6学区
九十九里高校 3→2クラスへ
★のついている学校は、令和10年度(現中学1年生が受験する年度)入試より統合予定の学校なので、新しい学校に向けての準備と考えられます。
上記の学校に加えて、今回新たに
第2学区 浦安南高校
第9学区 天羽高校
第9学区 市原緑高校
が学年2クラス構成になります。
受験生によっては、中学校の時より学年クラス数が少ないという場合もありますね。
少子化の影響で今後もこのような小規模な学校が増えていくのか、それとも昨年度のように統合予定の学校が発表されるのか…来年以降の動きに注目です。
③定員減となっている学校は前年度に定員割れ(受験者数=合格者)だった学校が多い
昨年度の最終倍率が1.00倍未満の学校(上記の表中で倍率が青字になっている所)ではほとんどの学校が全員合格となっています。
(注意:とは言っても、千葉県は定員割れをしている学校でも場合によっては不合格者が出ることがあるので、決して安心はできません)
④その一方で、定員割れをしていない学校も定員減となっている学校も入っている
昨年度の最終倍率が1.00倍以上の学校(上記の表中で倍率が赤字になっている所)で、仮に今年と同じくらいの志願者があった場合、
第1学区 若松高校
第2学区 市川南高校
第3学区 柏の葉高校
第3学区 流山南高校
は倍率が昨年度より上がることになります(あくまで仮の話です)。
今回の募集定員を受けて個人的な印象
①「え、また削減?」の学校が多いような…
第2学区 浦安南高校 令和6年度(2024年度)にもマイナス40人
第2学区 市川南高校 令和6年度(2024年度)にもマイナス40人
第3学区 流山南高校 令和3年度(2021年度)にもマイナス40人
第3学区 流山北高校 令和7年度(2025年度)にもマイナス40人
第3学区 我孫子東高校 令和7年度(2025年度)にもマイナス40人
第3学区 柏の葉高校 令和6年度(2024年度)にもマイナス40人
→ただし翌年の令和7年度(2025年度)にはプラス40人となり元の定員に戻る
数年前にも募集定員削減となっていて、今年度もまた…という学校が多く見受けられました。
※ちなみに第1学区で唯一定員減となった若松高校は、平成27年度入試(2015年度)にマイナス40人となっていて、募集定員が減ったのは10年ほど前でした。
②学区のトップ校も定員減に
松戸市が属する学区ではありませんが、第5学区のトップ校である佐原高校も40人減となりました。
※第5学区…銚子市 旭市 匝瑳市 香取市 香取郡内全町(神崎町 多古町 東庄町)
※第5学区に住んでいる場合、隣接の第4学区と第6学区の高校(全日制普通科)を志願できます
佐原高校の合格可能性60%偏差値(Vもぎ偏差値53/Sもぎ偏差値58)は、第3学区の柏の葉高校と同じくらいです。
佐原高校は近年1.00倍前後のおだやかな倍率での入試が続いていたのもありますが、募集定員を削減されるのはどこの学校にもなりうるということだと少子化の影響を強く感じました。
この後、倍率を確認するのは3回
①毎年1月下旬に「公立高校の進路志望状況調査」の集計後→1月初旬時点での志望状況が分かります
②出願者書類受付の終了後
→出願締め切りの後に志願者倍率が発表されます
③志願または希望の変更後
→願書差し替えが2日間あり、その後に確定倍率が発表されます
↓こちらには前年度の全学校の入試結果・倍率が載っています↓
令和7年度 千葉県公立高等学校「一般入学者選抜」入試結果
最後に…
倍率のことを書いてきましたが、倍率はあくまで「緩やかな入試」になるのか「厳しい入試」になるのかの目安です。
どんな倍率でも志望校の「合格基準点(内申点+学力検査の得点+2日目検査の得点)」を上回れば合格できます。
倍率を気にしすぎるのは良くない(意味が無い)と思いますが、「何としてでも公立高校に入りたい(私立高校は避けたい)」「公立高校が第一志望だがダメなら私立高校でも構わない」など各家庭・生徒の考え方は様々なので、最終的に志望校を決める時の参考にはなるかと考え今回のブログを書きました。
中学2年生以下のお子様をお持ちの方へ
以前に塾長が書いたブログ【保護者必読】 時代は変わってきています。の通り、大学受験だけでなく高校受験も推薦入試を利用するケースが年々多くなっています。
私立高校の推薦入試は内申点(通知票の合計)が各学校の基準に満たしていれば推薦を取ることが可能で、一部の難関私立高校を除き推薦が取れれば合格にかなり近づくことが出来ます。
千葉県公立高校入試も中学校3年間の通知表(内申点)が合否の重要な評価基準となります。
つまり、公立・私立どちらも高校入試では中学1年生からの地道な努力の積み重ねが出来たかどうかが大きなポイントなのです。
「中学3年生になってから頑張ればよい」「部活を引退してから頑張ればよい」では希望の高校合格に間に合わないことが多いです。
受験生でない「今のうち」にどれだけ頑張らせるかにかかっていることをお知りおきください。
↓こちらもぜひお読みください↓
プリモの近隣の高校で、皆さんがあまり志望校に挙げない学校を以前実際に行って調べてきました
高校情報
最近またアクセス数が増えてきたのは、全国的にもうすぐ内申点が決まるからでしょうか
中学校の通知票で「3」は真ん中とは言えません
高校入試は中学3年生になる前にどれだけ頑張れたかが大きいのです
高校受験の成功は中2までが9割!

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