テストの反省をするときは「良かった点」もセットで!
定期テストが終わった中学校ではテストが返却されてきています。学年順位もそろそろ出始める頃ですね。
「テストどうだった?」そんな風に声をかけると、生徒たちはたいてい突出した教科について教えてくれます。
「数学が悪かったけど、英語が上がった」とか、「理科が思ったより出来ていたけど、国語の作文でマイナスされて点数が良くなかった」なんて感じです。
学校によって異なりますが、個票(テストの点数や学年順位などが書かれた用紙)を貼った隣に生徒本人と保護者の方が一言ずつコメントを書いて提出しますよね。
どうしても悪かった教科に目が向きがちですが、ぜひ良かった教科についてもなぜ点数が良かったのか考えてみてください!
もちろん点数が悪かった教科はなぜ悪かったのか、考える必要はあります。
でも点数が良かった教科もなぜ良かったのかの理由(原因)がわかっていないと、次回も良かったところを再現できないですよね?(偶然良かったということはあまりないので)
点数が悪かった教科でも、その教科のテスト勉強での取り組みで何か1つくらいは良かったことはあるのでは?
反省という言葉を調べてみると、デジタル大辞泉にはこのように書いてありました。
はんせい【反省】
①自分のしてきた言動をかえりみて、その可否を改めて考えること。「常に反省を怠らない」「一日の行動を反省してみる」
②自分の良くなかった点を認めて、改めようと考えること。「反省の色が見られない」「あやまちを素直に反省する」
一般的に「反省」と聞くと②の意味を思い浮かべますが、定期テストの反省と言われたら①の意味をイメージして欲しいと思っています。
悪かった点に限らず、良かった点についても「かえりみて、その可否を改めて考えて」欲しいのです。
そしてそれを今後に活かしましょう!
保護者の方はぜひ「(結果はさておき)今回、テストに向けてどんなことを頑張ったのか」をお子様に聞いてみてください。
結果が良ければ「頑張ったんだね、そしたら次回のテストでも引き続き頑張ってみようか」
結果が悪ければ「頑張ったんだね、そしたら次回のテストに向けて具体的にどんなところを頑張ってみようか」
と、声かけが出来るかと思います。
「反省」という言葉がどちらかというとネガティブな印象なので、「修正」という言葉のほうがイメージが近いでしょうか。
よくスポーツ選手が試合後に(勝っても負けても)インタビューで「課題が見つかったので次に向けて修正していこうと思います」と話していますよね。
「このやり方でいい結果が出たから続けてみよう」「このやり方だとあまりいい結果に結びつかなかったから、今度は別のやり方にしてみよう」を明らかにすることが「反省」です!
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