小学6年生の中学準備|入学前にできるようにしたい3つのこと【その2】
小学6年生の中学準備|入学前にできるようにしたい3つのこと【その2】
新松戸のプリモ個別指導塾、教室長のいしがきです。
小学6年生の皆さんは、中学校への進学に向けて準備を進めているでしょうか。
中学校に入ると、英語や数学の学習内容が難しくなるだけでなく、勉強に求められることも変わってきます。
小学校では、授業の内容を理解していても、テストでは選択問題や短い答えで対応できる場面があります。
しかし中学校では、学んだ知識を使って自分で答えを導いたり、英語の文章を書いたりする力も必要になります。
つまり、「分かる」だけでなく「自分でできる」ことが、より重要になるのです。
以前の記事「小学6年生の中学準備|入学前にやっておきたい3つのこと【その1】」では、英語・算数の基礎と学習習慣についてお伝えしました。
今回はもう少し具体的に、中学校に入るまでに身につけておきたい3つの力をご紹介します。
① 英語|読めるだけでなく、書ける単語を増やそう
中学校の英語で、最初につまずきやすいポイントの一つが英単語です。
小学校の英語では、聞いたり話したりする活動を通じて、さまざまな英語表現に親しんできました。
一方、中学校では、英文を読んで理解するだけでなく、自分で正しく書く力も求められます。
例えば、英語で自己紹介ができても、その内容を英文として書こうとすると、なかなか書けないお子さんもいます。
そこで、入学前に確認しておきたいことが2つあります。
01. アルファベットを正確に書けるか
まずは、大文字と小文字のアルファベットを正しく書けるか確認しましょう。
特に、小文字の b・d・p・q など、形が似ている文字には注意が必要です。
また、単語を書くときに、大文字と小文字を正しく使い分けられることも大切です。
基本的なことに思えるかもしれませんが、アルファベットを書くことに時間がかかると、中学校の授業で英文を書く際の負担が大きくなります。
02. 英単語を「読める・意味が分かる・書ける」の3段階で確認する
例えば、次のような単語です。
- Monday(月曜日)
- English(英語)
- breakfast(朝食)
- study(勉強する)
- friend(友達)
これらの単語を見たときに、声に出して読めるでしょうか。
意味が分かるでしょうか。
そして、何も見ずに書けるでしょうか。
「読める」「意味が分かる」「書ける」は、それぞれ違う力です。
最初からすべての単語を正確に書く必要はありませんが、よく使う単語から少しずつ書けるようにしておくと、中学校での学習が進めやすくなります。
また、英語のつづりには一定の規則があります。単語を声に出して読み、音と文字の関係を意識しながら練習することもおすすめです。
ただし、英語には発音とつづりが一致しない単語もあるため、ローマ字の知識だけで判断せず、教科書の音声などを使って確認しましょう。
② 算数|計算の順序と分数・小数を確実にしよう
中学校の数学では、正負の数、文字式、方程式など、これまでとは違う内容を学習します。
しかし、そこで使う計算の基本は、小学校で習った算数です。
計算の方法があいまいなままだと、新しい内容を理解できても、答えを出すところでつまずいてしまいます。
特に確認しておきたいのが、次の2つです。
01. 計算の順序を理解しているか
例えば、次の計算です。
18 + 6 × 4
答えはいくつでしょうか。
左から順番に計算すると96になりますが、正しい答えは42です。
かけ算を先に計算するというルールを理解していなければ、正しい答えにはたどり着けません。
さらに、次のような問題ではどうでしょうか。
(18 + 6) × 4
今度は、かっこの中を先に計算するので、答えは96になります。
このように、計算の順序を正しく理解していることは、中学校の数学でも欠かせません。
単に答えが合っているかだけでなく、「なぜその順番で計算したのか」を説明できるかも確認してみてください。
02. 分数・小数の四則計算ができるか
分数や小数の計算も、中学入学前に復習しておきたい内容です。
特に分数では、たし算・ひき算とかけ算・わり算で、計算の方法が異なります。
例えば、
1/2 + 1/3
と
1/2 × 1/3
では、計算の仕方が違います。
たし算では分母をそろえる必要がありますが、かけ算では分子どうし、分母どうしをかけます。
この違いをきちんと説明できるでしょうか。
分数の計算は、小学校で学習してから時間がたっているため、やり方を忘れているお子さんも少なくありません。
また、小数や分数は数学だけでなく、理科の計算問題でも使います。
計算が苦手な場合は、中学校の先取り学習よりも、まず小学校の計算を確実にすることをおすすめします。
③ 全教科共通|知らない言葉をそのままにしない習慣をつけよう
最後は、英語や数学だけでなく、すべての教科に共通することです。
それは、知らない言葉に出会ったとき、意味を確認する習慣をつけることです。
中学校では、国語はもちろん、理科・社会・数学でも、新しい用語がたくさん登場します。
例えば、数学の「比例定数」、理科の「質量」、社会の「民主主義」などです。
こうした言葉の意味が分からないまま授業を聞いていると、説明そのものが理解できなくなってしまいます。
01. 分からない言葉を読み飛ばしていませんか?
文章を読んでいて知らない言葉が出てきたとき、何となく読み飛ばしてしまうことはありませんか。
もちろん、前後の文章から意味を推測することも大切です。
しかし、意味が分からないままにしてしまうと、その後の学習で同じ言葉が出てきたときにも困ることになります。
そこで、小学生のうちから次のような習慣を身につけておきましょう。
- 知らない言葉に印をつける
- 辞書や教科書で意味を調べる
- 調べた言葉を自分の言葉で説明してみる
最初から難しい説明ができる必要はありません。「こういう意味なんだ」と少しずつ理解を積み重ねることが大切です。
02. 保護者の方にもお願いしたいこと
お子さんから「これってどういう意味?」と聞かれたとき、すぐに答えを教えるのも一つの方法です。
ただ、時間に余裕があれば、一緒に調べてみてください。
「どこを見れば分かるかな?」
「辞書には何て書いてある?」
と声をかけることで、自分で調べる経験にもつながります。
今は辞書だけでなく、タブレットなどを使って調べることもできます。
大切なのは、調べる手段ではなく、分からないことをそのままにしない姿勢です。
中学校に入る前に、できることから始めましょう
今回は、中学入学前にできるようにしておきたい3つのことをご紹介しました。
- 英語:アルファベットを正しく書き、書ける単語を増やす
- 算数:計算の順序を理解し、分数・小数の計算を確実にする
- 全教科共通:知らない言葉をそのままにせず、自分で調べる
どれも、中学校の学習を支える大切な基礎です。
そして、これらは小学6年生だけでなく、小学4・5年生のうちから少しずつ意識しておくとよい内容でもあります。
中学校に入ってから慌てるのではなく、今のうちからできることを増やしていきましょう。
プリモでは、答えを教わって終わるのではなく、自分で考え、自分の力で解けるようになることを大切にしています。
「分かった」から「自分でできる」へ。
そんな学習の積み重ねが、中学校での自信につながっていくと考えています。
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この記事を書いた人
石垣 知子
プリモ個別指導塾 教室長
元高校教員。塾講師として10年以上の指導経験を持つ。高校教員・塾講師としての経験を生かし、生徒一人ひとりの理解度に合わせた丁寧な指導を行っている。答えを教えるだけではなく、生徒自身が「なぜそうなるのか」を理解し、自分で解けるようになることを大切にしている。



